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天窓の屋根の板金を進める横では天窓周囲の瓦を葺いていきます。天窓の左右に取り付ける谷樋(たにどい)というパーツを設置するためには、どうしてもその下に瓦が必要であるということから、急いで葺いていくことにします。 ところがいざ始めてみると、天窓から側壁に向かう部分の屋根がとてもいびつな形をしているために、葺く瓦のほとんどを何らかの形で整形してやらなければいけないということに・・・とんだ手間でしたね、これは。 |
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昼過ぎまでに出来るだろうと思われていた作業が、初日の夜暗くなるまでかかっても終わらずかなり焦ってきます。 | |
何とか2日目の朝にはこの状態までもってこれたのですが、ここで後々とんでもないことになるヤバゲなアイデアが出ます。 「本来板金で隠すところの隙間にも全部瓦を葺いていったらよいのでは?」という何気ない発言からほとんど考えることなく「んじゃ、それで」というところまで行ってしまう馬鹿柑子庵。 普通はそういうことはしないのよ、というような作業に手をつけることにします。 |
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そんじゃ、まずは軒先からね。ということで葺いてみますが、当然ながらいきなり瓦切断しまくりで先行き不安な感じに・・・ | |
暫し悩むもやはり馬鹿柑子庵 ま、いいか!やってみよう! ということで、何も考えずにはじめていきます。 |
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そんなこんなでしばらくは順調だったのですが、当然のごとく途中から幅が瓦1枚分を超えてきます。 どう考えても収まらん・・・と考えた末に2枚を重ねることにします。しかしこのやり方だと短く切ったほうの瓦が反り返る前に切断されてしまい、水が瓦の下にダダ漏れになってしまう! ということで、悩んだ末に2枚の瓦が重なる部分の、下側の瓦に溝を掘ってそこに水を通し、最終的にその水は下の瓦を通って軒先まで流れるようにしてやりました。 けど、ほんとにこれで良いのか? |
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と悩んでいる場合でもないのでとりあえず最後まで葺いてやりました。 途中瓦の通りが歪んでいるのは、あのまま葺いていくと最終的にとんでもなく複雑な切り刻み方をしないと瓦が葺けなくなってしまうということから、あえて曲げて葺いた部分なのです。わざとなんです、失敗じゃないんですよ、ほんと、マジで・・・ |
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